テニスのフォアハンド打つにはいろいろな打ち方があります。
かつてはフォアハンドのフットワークとしてクローズドスタンスという打ち方が主流でした。
この打ち方は足を前方に踏み込んで打つというフットワークをしているのが特徴でした。
道具の改良で生まれたオープンスタンスの打ち方
しかし、近年のテニスプレーヤーはクローズドスタンスを利用するよりもオープンスタンスを利用している人が増えています。
もちろんクローズドスタンスとオープンスタンスではフットワークが異なるので練習をする必要があります。
オープンスタンスが主流になってきた背景には、道具の改良があります。
クローズドスタンスはまっすぐに強く踏み込むことができるのでそのままボールに力を伝えることができるメリットがあります。
しかし、ラケットが改良をされたことによって簡単に速い球を打つことができるようになりました。
そこからしっかりと回転をかけることができる腰の回転を生み出しやすいオープンスタンスを利用する人が増えてきました。
そこで、最近のプロプレーヤーはほとんどがオープンスタンスで打っています。
練習方法はどうするか
オープンスタンスで打つことができるようにするためにはフットワークの練習をする必要があります。
右利きの場合、右足が軸になるので、その軸を起点に左足が斜め45度まえぐらいにくるように足を配置します。
そして、バスケットのピボットターンのように右足を軸にして回転をしたり、いろいろな方向に踏み込んだりする練習をすると効果があります。
バックハンド側に返る時には右足を左足の前を通して、左足が軸、右足を踏み出し足にします。
このときにも左足を軸にして、ターンをすることができるようにフットワークのトレーニングをします。
よく行うトレーニングとしては、フォアハンドのオープンスタンスの構えからバックハンドのオープンスタンスの構えに変える流れをしながら素振りをする方法です。
また、逆にバックハンド側からフォアハンド側に変えるトレーニングをする方法もあります。
素振りをする時には腰の回転を意識するとより鋭いスピンのかかっているボールを打つことができるようになります。
フォームを作っていくときの注意点としては、オープンスタンスにする時の足を開きすぎてしまうとボールに力を加えにくくなります。
また、スライス回転がかかって、ボールのスピードも落ちてしまうので、こうならないように足の開き方や幅については試行錯誤をしていく必要があります。