フェデラーは、世界の中でもトップにいるプロテニスプレイヤーであり、多くの人が憧れを抱いている名選手です。
これまで数多くの国際大会で優勝をしてきた実績を持っている選手で、世界ランキングにおいても1位になったことがあります。
トッププロとして活躍をしていることからパワーだけでなく、技術も高いものを持っています。
強烈なサービスが持ち味
まず、フェデラーの代名詞になっているものの1つが強烈なサービスです。
時速200kmを超えてくるサーブが持ち味の1つで、これが決まった時には他の選手が手も足も出なくなることが多いです。
サーブの調子によってこの選手の勝ち負けが決まると言っても過言ではないほどの強烈なサービスを打ち込んできます。
男子プロらしくスピードだけでなく、重さもあるサーブなので、ファーストサーブをしっかりとリターンすることができる選手は少ないです。
このサービスが頻繁に決まっているときにはフェデラーのペースになります。
強烈なフォアハンドに苦戦する
トッププロテニスプレイヤーのフェデラーのもう1つの魅力が強烈なフォアハンドです。
リターンエースを取ることも多い、フェデラーのフォアハンドは、速く変化が少ないのが特徴です。
綺麗なトップスピンがかかっているので狙ったところに向かってまっすぐに飛んでいきます。
スピードが速いので、サービスを打った後、フェデラーのリターンに追いつくことができない人もたくさんいます。
フォアハンドのお手本のような選手であり、綺麗なフォームと手首の使い方をします。
このため、指導者としてもとても参考になる選手であり、指導をするときにはフェデラーのフォームをスローモーションで真似させるような人も数多くいます。
ライジングでボールをたたく
フェデラーのプレイスタイルでもう1つ特徴的なのがライジングショットです。
日本では女子テニスの伊達選手の持ち味としてマスコミでも取り上げられたことがありますが、ボールが弾んで上がってくるところを打ち返してきます。
通常のフォアハンドやバックハンドはボールの落ち際を打つのでわずかにテンポが速くボールが返ってきます。
このため、相手選手としてはただでさえ、スピードが速く強烈なボールがより速く返ってくる感覚になります。
ボールに自由自在に回転をかけることができ、特にスライス回転のショットを得意としています。
スライス回転は芝のコートにおいて威力を発揮するボールなので「芝の王者」と呼ばれる所以はここからきています。