テニスの試合においてメンタルはとても大切で、追い込まれたときや流れが悪い時にはメンタル一つでゲーム展開を大きく変えることも可能です。
シングルスでは自分で何とかしなければいけないのが多いのですが、ダブルスであれば協力をしてメンタルを保っていくことができます。
ダブルの場合にはゲームでの助け合いも大切ですが、メンタル面の助け合いも大切になります。
お互いの意思疎通をしっかりとできるように
ダブルのメンタルで大切なのがお互いの意思疎通をしっかりとすることができるようにしておくことです。
今、ペアがどんな状態であるのか、常に気にかけておくことによって気持ちを知ることができます。
気持ちを知ることができれば適切な声かけをすることができます。
ダブルスの場合には、一方が我を失った状態になってしまっても声かけ1つで平常心に戻すことができるので普段から相手の調子を読むことができるようにしておくことが大切です。
声を掛け合うタイミング
テニスでメンタルを維持するために声を掛け合うタイミングですが、基本的には、ゲームが止まったタイミングが一番適切になります。
テニスの試合ではタイムアウトを取ったり、話し合いをするような時間を個別に取ったりすることができません。
そのため、1つのサーブとサーブの間の短い時間やコートチェンジをするタイミングが声かけをする一番良い時間になります。
このときに声をかけるようにしましょう。
逆に相手がサーブをしているときやそのモーションに入った時に声を出すのはマナー違反になります。
お互いにメンタルを助け合いたいからといって相手に迷惑のかかるタイミングでは声かけをしてはいけません。
声かけのタイミングを作っておくのも1つの方法
ダブルスでメンタルをお互い保っていくために声かけをするタイミングについては、それもゲーム中のルーティーンに組み込んでしまう方法があります。
小中学生を指導するときには、いつ声かけをしてよいのか分からないという子ども多いです。
そこで声をかけるタイミングを考えてかけるのではなく常にかけることができるように指導をしています。
自分たちがポイントを取ったときや相手にポイントを許した時も常に声かけをするように意識させることでお互いのメンタルを保つことができるように意識させます。
テニスでは指導者がタイムアウトをとってゲームを止めて話をすることができるタイミングがないので自分たちで解決をすることができるようにさせています。