テニスのフットワーク練習をする時に、上級テクニックとして意識するとよいのがかかとです。
なぜ、かかとを意識するとよいのかということですが、そこには、強いストロークを打つときに必要なポイントと怪我を防止するための重要な秘密が隠されています。
かかとを意識して着地する
普段歩くとき、足はつま先から地面についているでしょうか。
それともかかとからついているでしょうか。
テニスにおいてはかかとからついた方が強いストロークを打つことができるので、フットワークの練習をする時から意識をするとよいです。
足をかかとからつくと体重はやや後ろに重心がかかります。
そこからつま先に向かって、体重を移動させることによって体の体重移動をボールに伝えることが可能になります。
体重移動がボールにのれば、その分だけ速い球を打つことが可能になります。
つま先が先では、後ろに体重を移動させることになってしまうので、体重移動をボールにのせられません。
フットワークの練習をする時にかかとから降りることを意識して練習をしましょう。
けがの防止にも役に立つかかと降り
かかとから地面につくことはテニスの技術向上以外にもけがの防止につながります。
テニスにおいて多いけがの1つに足首の捻挫があります。
前後左右に足を動かすことが多い、テニスは足首にかかる負担も大きくなります。
足首から着地をしてしまうと、てこ原理によって足首が大きくひねられるリスクが高まります。
ここにさらに体重がかかるので捻挫しやすくなり、最悪の場合、骨折などにつながることもあり得ます。
若い人であればそこまで意識をする必要はないかもしれませんが、年齢を重ねてからテニスを始めるのであれば、怪我をすることがないように配慮をする必要があります。
練習方法は素振りから意識する
かかとを意識してボールを打つためには練習をする必要があります。
練習をする時のポイントは素振りです。
素振りというとスイングを見てしまう人が多いのですが、スイングではなく体重移動を意識して振るようにしましょう。
また、立ったままの状態から素振りをしてもかかとから降りるという感覚は分かりにくいです。
そこで歩きながらスイングをするのも1つの方法です。
足を動かしながら打つときにかかとから踏み込むことができるように意識をしてフォアハンド、バックハンド両方できるようにトレーニングをしましょう。