テニスがうまくなるための大切なものとしてフットワークがあります。
テニスコートを自由自在に駆け回るのはボールをそれだけ広い範囲を追うことができるので勝利につながります。
また無駄のないように動くことも大切で、スタミナを消耗しないように効率の良いフットワークを身につけることも大切です。
フットワークを良くするにはどんな練習をするとよいのでしょうか。
基本練習でフットワークを良くすることができるメニューを紹介します。
股関節を柔軟に使うためのトレーニング
フットワークを良くする基本練習として、サイドステップがあります。
よく柔軟体操で行われる練習で、身体を横にして、一定の距離を蟹が歩くようにサイドステップで歩いていきます。
この練習をする時もただ走るだけでなく、ゆっくりと走りながら相撲の四股を踏むように動いていくと股関節を柔らかくしていくことができます。
同じようにサイドステップをする時もただ、左右の足を交互にステップしていくのではなく、片方の足を前の足にクロスさせるような動きを入れるのも効果的です。
クロスさせるには前からクロスをさせる方法と後ろからクロスをさせる方法があり、どちらも基本練習に組み込むのがよいです。
フットワークは腰の動きが鈍いと良くならないので、腰を柔軟に動かすことができるサイドステップは効果があります。
副作用として股関節を柔らかくすることができるので、怪我の防止にもつながります。
反復横跳びに前後ろの動きを入れる
フットワークを良くする基本練習としてもう1つサッカーやバスケットなどでも行われているのが反復横跳びです。
小学校や中学校の体力テストで行われるような種目ですが、この種目を練習することで素早く足を左右に動かすことができるようになります。
ただ、これだけでは意味がないので、前後に少しずつ動く練習を組み合わせたり、一番サイドのラインにコーンを置いて毎回そのコーンにタッチをするようにしたりするトレーニングにすることもあります。
テニスやサッカーにおいて共通をしているのが足を動かすときに腰をできるだけ上下に移動をしないということもポイントになります。
バスケットであればパワーポジションという言い方をしますが、フットワークをしているときにも腰の位置が動かないように練習するのも大切です。
腰が動いてしまうと、その分だけ動作のスタートが遅れてしまうことになるので、人にみてもらいながらトレーニングをするのがよいです。