テニスのダブルスでは、お互いの意思疎通が大切になります。
前衛と後衛の動きが連動をしていないと技術が高くても試合では勝つことができなくなります。
その意思疎通をする手段として最も大切なものが声かけです。
目次
戦術に関するものは休憩時間に
テニスの試合では、1セットが終わるごとにコートのチェンジやサーブ権交代のための短い休憩があります。
声かけをするタイミングとしては、このタイミングが一番になります。
特に戦術に関するものであれば、試合中に話してしまうと相手に丸聞こえの状態になってしまいます。
このため、テニスのダブルスにおいては、休憩をする時間に声かけをするのがよいです。
グループによっては1ゲームごとに声かけをするような人たちもいますが、試合の進行の妨げになるのでやめた方がよいですし、場合によっては注意を受けるようなこともあります。
声かけは基本的に前衛から
テニスのダブルスにおいて、攻撃の軸になるのは前衛です。
前衛がどのように動くのか、後衛に対してしっかりと意思表示をしておくことが大切になります。
よって声かけについては基本的に前衛側から行うのが一般的です。
ただ、試合をしているときに声かけをしてしまうとこちらの作戦が相手に筒抜け状態になるの注意しましょう。
声かけで気を付けたいポイント
声かけをする時には、相手の状態を考えて声かけをするのが大切になります。
励ましのような言葉であれば効果がありますが、お互いに責任を擦り付け合ったり、感情的になって不満などを言い合っていたりしては声かけにはなりません。
そこでダブルスにおいては試合の前にリーダーを決めておくことが大切なポイントになります。
声かけをする時に怖いのが指示命令系統がいろいろになってしまい、お互いが混乱をする状況に陥ってしまうことです。
そこで声かけをするリーダーからの指示系統を1つにしておくことで、的確に情報を伝達することができます。
外部に指導者がいてそこから指示が出るときにも、まずはリーダーに対して指示を出してそこから相方に伝える方が伝わりやすいです。
しかし、実際の試合では声かけとなると励ましが基本になります。
そのほかはハンドサインや声を利用するときには二人にしかわからないようなブロックサインを利用するのがよいです。
声かけ1つでゲームの流れが変わるというのはよくあることです。
普段からダブルスを組んでいる二人の意思疎通がしっかりとできるようにコミュニケーションをはかるのが大切です。