これからテニスを始めようと考えている50代の初心者の人は、どのようなことを練習すればよいのでしょうか。
怪我の防止のことも考えながら練習メニューも作っていく必要があります。
50代で多いけがから考える
テニスの初心者であれば年代に関係なく、基本的にはサービス、レシーブ、そしてボレーという3つの練習をしていくことになります。
しかし、身体の状況から考えると難しい練習メニューもあります。
まず、50代でテニスをしている人で多いけがが、下半身の怪我です。
初心者は特に足回り周辺は怪我をしやすいところになります。
そこで、フットワークトレーニングをしっかりと行うことが大切です。
フットワークをするときには、まず左右と前後に足を動かしていくトレーニングを行います。
継続をすることで筋力のトレーニングにもなりますし、下半身の強化にもつながります。
ボールを打つ練習を取り入れたいときにはアメリカンノックトレーニングがおすすめです。
最初にコートの中心に立って、ネットの真ん中から左右にボールを出してもらいます。
この出してもらったボールを相手のコートに打ち返す練習です。
初心者のうちは、緩めのボールを規則正しく、左右に打ってもらうことでボールを追いかける足の動きを身につけます。
ある程度慣れてきたところで、ボールのスピードを上げてもらったり、前後左右に振ったりといったように体にかかる負担を大きくしていきます。
この練習を反復していくことで、正確なストロークを打つ技術とコートを走る筋力を鍛えることができます。
肩を痛めないようなサービスを打つ
50代の初心者がテニスをする時に気を付けたいもののもう1つがサービスの打ち方です。
50代になってくると肩が上がらなくなりオーバーハンドでのサービスを打つのが苦痛になってくることもあります。
そこで、無理にオーバーハンドサービスを取得するのではなく、身体によってはやや斜めからサーブをするのも1つの方法です。
このときの注意点としては、斜めから振るとどうしても回転がスライス回転をしてしまいます。
このため、ボールのスピードがなく、しかもやや伸びやすいサービスになります。
速いサービスを求めるのであれば、オーバーハンドからフラットに打つのが一番良いのですが、50代でしかも初心者という条件であれば、コントロールを意識したサービスの方が実践で利用できる可能性は高いです。
やや斜めからのサービスの方が相手のコートに入れるコントロールは付きやすい傾向があります。