テニスでポイント稼ぐために必要な技術であるボレーは基本技術をしっかりと習得することが大切になります。
指導者として教えるときには基本をしっかりと教え、テニスの基礎を作ってあげましょう。
最初にハンドリングをさせる
ボレーの教え方で初めに行うのがラケットの使い方を覚えるハンドリングです。
ストロークはボールの飛んでくる位置に移動をする時間があるので、その間にラケットの動かし方を考えることができます。
しかし、ボレーの場合にはとっさにボールを見て判断をしなければいけないのでボールに合わせてラケットの形を作ることを指導しなければいけません。
そこで教え方として、自分のフォアハンド側、バックハンド側のラケットの形を教えます。
そして腰よりも上のボール、下のボールの扱い方を教えると合計で4つのタイプのラケットの形を教えることになります。
最初にこの形を教え、そして素振りの中で常にこのフォームをすることができるように指導します。
自宅や雨天時の練習メニューとして指導をすることが多く、鏡を見ながらやるとより効果的です。
正しいフォームを身につけさせるためにも鏡を見て、ラケットの面がきちんと向いていることを確認させましょう。
ボレーの動き方を教える
ボレーをしっかりとするためには、ボレーをするポジションに入る動き方を練習する必要があります。
この動き方はシングルスとダブルスによって異なり、それぞれのポジションにあった動き方をマスターさせましょう。
教え方の基本としては、シングルスであればエンドラインのところからストロークをした時にコートの中心に向かって動いていきます。
ストロークを打つときにはできるだけ相手コートの深いところに打っておくのもポイントです。
ダブルスの前衛の教え方は、ストレートを絶対に抜かれないように相手の後衛が打つまではサイドラインを占めているように教えます。
そして後衛が打った瞬間にネットに平行に動き、打てる範囲のボールであれば打つ、無理であれば、もう一度サイドラインに戻るような円を描く動きを教えます。
ダブルスの前衛がストレートを抜かれてしまうと確実に相手のポイントになってしまいます。
そこでシングルスとダブルスでは動きが異なるということもしっかりと教える必要があります。
ボレーは振らない
ボレーをするときにラケットは振らないように指導をすることも大切です。
試合で力が入るとどうしても振ってしまい、失敗をしますので、チャンスボールだと思っても冷静にボールを相手コートに落とす気持ちも教えておく必要があります。