テニスは老若男女に親しまれているスポーツであり、幅広い世代の人がプレイをしています。
ジュニアと呼ばれている小学生や中学生にも数多くのテニスプレイヤーがいますが、こうしたプレイヤーの多くが技術以上にメンタル面で勝敗を左右されています。
どのようにしたらメンタル面を鍛えることができるのでしょうか。
ジュニアの弱いメンタル
小中学生のジュニアの試合を見ているとメンタル面でゲームの流れが一気に変化をすることがあります。
マッチポイントをかけていながらそこから逆転をされたり、1回のサーブミスをきっかけに急にサービスが入らなくなったりすることもよくあります。
大人であれば、そこから修正をすることができますが、ジュニアの場合にはなかなか修正をすることができず、本来の力を出すことができずに負けてしまうことも多くあります。
メンタルはどうやって鍛えるのか
ジュニア世代の場合、メンタルを鍛えるというよりも慣れさせる方法が一番良いです。
試合には独特の緊張感があります。
いくら練習で同じような環境で練習をしたとしても試合の緊張感は、試合をやったことがある人にしかわかりません。
つまり、ジュニアのメンタルトレーニングとしては試合経験を積ませていくことがとても大切です。
テニスの場合、シングルスであれば試合中に誰も声をかけてくれる人がいません。
つまり、自分で解決をしなければいけないのです。
そこには経験値が大きくものを言います。
ジュニアの場合、大人以上に顕著であり、メンタルが強く、逆境の状態からも逆転をすることができるという人は、試合経験が豊富な人が多いです。
このため、ジュニアのメンタルを鍛えるには、できるだけ多くの試合経験を積ませることが大切になります。
短期間での気持ちの切り替え
ジュニアの場合、大人と違うメンタルとして熱くなってしまうケースがあります。
自分のプレイや審判の判定といったものに対して熱くなってしまい、自分を見失うことが多いのもジュニアのメンタルの特徴です。
そこで常に冷静を保つことができるようにすることも大切です。
これはトレーニングというよりも指導者の技量になりますが、熱くなってしまった時にどうすればよいのか普段から解決方法を教えておく必要があります。
解決方法を知らないとジュニアでは対応をすることができません。
大人に比べると視野も狭く、心の余裕も少ないのがジュニアなので、そのあたりを考慮して普段から練習したり、話をしたりする必要があります。